試験と分析

アレルギー物質

食べることは私達の生活に欠かすことはできません。近年食物アレルギーを持つ人たちは増加傾向にあります。その為消費者庁は食物アレルギーの表示についての見解を定めております。その中で特定原材料8品目については表示義務、特定原材料に準ずるもの20品目は可能な限り表示することとなっております。JFICでは消費者庁から通知された検査法にて分析を行っておりますので、品質管理などにお役立てください。

特定原材料

平成27年3月30日消食表第139号「食品表示基準について 別添アレルゲンを含む食品の検査方法」に準じて行っております。食品に限らず調理器具等のふきとり検液についても対応可能ですので、お気軽にご相談ください。

スクリーニング検査

2種のキットで並列試験を行い、それぞれの結果をご報告いたします。
定量範囲は1.0μg/g以上、20.0μg/g未満です。
検査には偽陽性又は偽陰性を示す食品が存在します。各キットについて、情報が開示されていますのでご参照ください。

  • ELISA法
  •  モリナガFASPEKエライザ
  •  日本ハムFASTKITエライザ
牛乳
小麦
落花生
そば
くるみ
甲殻類
  • ELISA法
  •  FAテスト EIA-甲殻類Ⅱ
  •  甲殻類キットⅡ「マルハニチロ」

確認検査

食品表示の判断において、スクリーニング検査陽性時の確認検査も対応可能です。
定性検査の為、陰性または陽性として報告いたします。

  • ウエスタンブロット法
  •  モリナガFASPEK特定原材料ウェスタンブロットキット
牛乳
小麦
  • PCR法
落花生
そば
甲殻類(えび)
甲殻類(かに)
くるみ
                くるみはリアルタイムPCR-H法

特定原材料に準ずるもの

特定原材料8品目に比べ症例数が比較的少ないが、発症例が見られる等から20品目が「特定原材料に準ずるもの」として表示が推奨されています。JFICでは、下記19品目について受託をしております。

大豆
  • ELISA法
  •  モリナガFASPEKエライザ
  •  日本ハムFASTKITエライザ

  • 又は PCR法
牛肉 PCR法
豚肉
鶏肉
さけ
さば
あわび
いか
やまいも
バナナ
りんご
もも
キウイフルーツ
ごま
カシューナッツ
オレンジ
アーモンド
ゼラチン(豚由来)
マカダミアナッツ
いくらについては、現在対応しておりません。