食品施設の衛生・品質管理
商品検査関連事業
JFICでは、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの食品を扱う販売店を対象に、商品の抜き取り検査を行っております。店頭に並べられた商品に腐敗や劣化がないか微生物試験によって科学的に検証することができるほか、販売店の管理が適正か、自社で設定した消費期限が適正かなどの検証の場とすることもできます。
商品検査事業の流れ
調査員が店舗に行き、対象品を購入します。
購入したサンプルはすぐに専用の保冷バッグに移し替え、冷蔵(冷凍)状態で運搬します。(※運搬中保冷バッグ内の温度履歴を残します)全具材混ぜ込みの検査が基本になりますがご希望に応じて保存試験、具材別試験を行うことができます。
検査項目
一般生菌数/大腸菌群/E.coli(大腸菌)/黄色ブドウ球菌サルモネラ/腸炎ビブリオ/カビ・酵母/腸管出血性大腸菌O157/乳酸菌など、ご要望に応じて様々な検査が可能です。
保存試験とは
消費期限まで既定の温度下で保存した後に試験に入ります。
現在の消費期限設定が適正かを確認することができます。
具材別試験とは
弁当等を具材毎に分けて試験を行う方法です。
不適合品が発生した際の原因究明を目的として行われます。
Web報告書の取り組み
JFICでは試験結果をWeb上で確認できるシステムを取り入れております。郵送にかかる日数を考慮する必要がなく、検索性にも優れているため好評を頂いております。紙ベースで必要な検体のみお客様の方で印刷することも可能です。
証明書の発行
試験結果を記載した証明書をお送りします。
自社基準を予め登録しておくことで「適合」「不適合」の判定を証明書に加えることも可能です。
商品検査から派生するさまざまな検査
JFICでは、店頭抜き取り検査のほか、販売品の表示が適正であるかの確認や、製造工場に搬入される原材料の検査も実施しております。
表示点検支援
表示の知識を持った調査員が、商品の表示点検を行います。
毎年行われる法改正に確実に対応でき、ヒューマンエラーによる表示ミスを防ぐことができます。報告書には修正が必要な箇所と参考意見を分け、解説も記載しますので、点検支援を通して表示担当者の育成にも役立ちます。
原材料検査
製造工場で使用する原材料の検査を恒常的に行い、結果をサプライヤーと共有することで、原材料の品質向上を図ることができます。
新規原材料を基本とし、原材料不具合の多いサプライヤー及び必要に応じて品質的に不安定な原材料を検査しています。
お問い合せ
抜き取り検査の目的は不適合品の発見であり、お客さまに毎日「安心・安全」な商品をお届けするためには欠かせない大切な検査です。JFICの商品検査はただ検査結果を報告するにとどまらず、原因究明や改善、再発防止までトータルサポート体制を整えております。ぜひお気軽にお問い合わせください。